伏見医師会

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一般社団法人伏見医師会 会長 西村康孝
 皆様、こんにちは。令和6年7月より一般社団法人伏見医師会会長に就任いたしました西村です。醍醐で小児科を開業しております。歴史ある伏見医師会の会長という重責を担うこととなり身の引き締まる思いでいます。
 伏見医師会は1947年(昭和22年)に設立された大変歴史のある地区医師会です。伏見区は京都市内で最も人口の多い地区であり、一般開業医はもちろんのこと病院勤務医も多く加入しており会員数は600人以上になる医師の団体です。
 令和5年に新型コロナウイルス感染症が5類となり、それまで制限されてきた医師会の活動がようやく1年かけてコロナ前に戻りつつあります。コロナ感染症の流行により中断しておりました京都市呉竹文化センターにて行われる市民公開講座も年2回の開催が復活いたしました。今後も市民の皆様が関心のあるような話題、例えば糖尿病、高血圧症、認知症、整形外科疾患などに関して専門家の先生に講演していただき、皆様の疾患の予防や早期発見につながればと考えております。
 医師会活動は様々な分野にまたがっておりますが、最も重要な役割が、地域医療を面で支えるということです。これは京都府医師会の松井道宣会長が良くおっしゃっている言葉ですが、我々医師会の会員は、診療所や病院で患者さんを日々診察、治療しています。その意味では各自が地域医療を点で支えているのですが、それを線として、医療機関同士の連携をはかり、また医療・介護に従事する多職種の方々など多方面の人々との連携の橋渡しも行っていくことで、線から面で地域医療を支えることができるようにと日々尽力しております。市民の方には見えづらいですが、京都市からの委託で、伏見区在宅医療・介護連携支援センターを医師会で運営しており、各医療機関からの相談を受け、在宅や介護連携につなげる役割を果たしています。また各種検診(特定健診、胃がん検診、大腸がん検診、乳がん検診など)への医師の派遣、こどもさんの予防接種事業や学校における学校医、介護認定の判定に関する出務など多くの事に協力をさせていただいております。
 今後もこのような医師会活動を継続していき、少しでも地域住民の健康維持、増進の一助となるよう精進してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。


令和6年7月1日
一般社団法人伏見医師会 会長 西村康孝
伏見医師会館の写真